mAh(ミリアンペアアワー)とは?Wh(ワットアワー)との違いと容量換算方法

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スマートフォンやモバイルバッテリーの容量として「mAh」、またポータブル電源では「Wh」という単位が表示されています。同じ充電用のバッテリーですが単位が違うので、「何が違うの?」と疑問に思う人も多いでしょう。この記事では、mAhとWhの意味・違い・換算方法を初心者にもわかりやすく解説します。

mAh(ミリアンペアアワー)とは

mAh(ミリアンペアアワー/ミリアンペア時)は、バッテリーがどれくらいの電流を一定の時間に流せるかを表す単位です。1mAhは「1mAの電流を1時間流せる量」を意味します。

例えば、1000mAhのバッテリーは、理論上は1000mA(1A)の電流を1時間、または500mAなら2時間流せる計算になります。スマートフォンやモバイルバッテリーでは、このmAhが容量の目安としてよく使われます。


Wh(ワットアワー)とは

Wh(ワットアワー/ワット時)は、バッテリーに蓄えられているエネルギー量そのものを表す単位です。1Whは「1Wの電力を1時間使えるエネルギー量」を意味します。

電力は「電圧(V)×電流(A)」で決まるため、Whは電圧も含めて計算された実際のエネルギー量になります。ノートパソコンやポータブル電源、飛行機への持ち込み制限などでは、このWhが基準として使われることが一般的です。


mAhとWhの違い

mAhとWhの大きな違いは、電圧(V)を含めているかどうかです。

mAhは「電流×時間」を表す単位で、一方、Whは「電力×時間」を表し、実際に使えるエネルギー量を示します。

たとえば、同じ1000mAhのバッテリーでも、電圧が3.7Vのものと7.4Vのものでは、エネルギー量は約2倍違います。つまり、mAhだけではバッテリーの本当の容量を完全には比較できません。

例えるなら、mAhは「お金の枚数」、Whは「その合計金額」のようなものです。同じ枚数でも1円玉か100円玉かで価値が変わるように、mAhも電圧によって実際のエネルギー量(Wh)は変わります。

mAhとWhの容量換算方法

mAhとWhは、次の式で換算できます。

Wh = mAh * V / 1000

つまり、バッテリー容量(mAh)に電圧(V)を掛けて1000で割るとWhになります。

例えば、一般的なスマートフォンやモバイルバッテリーのリチウムイオン電池の電圧は約3.7Vで、10000mAhの場合は次のようになります。

10000 × 3.7 ÷ 1000 = 37Wh

このように、mAhが同じでも電圧が高いほどWhは大きくなります。逆に、WhからmAhを求めたい場合は「Wh × 1000 ÷ V」で計算できます。異なる電圧のバッテリーを比較するときは、Whで見ると実際のエネルギー量が分かりやすくなります。

また、この時の計算に使う電圧は「定格電圧」を使います。定格電圧は、ポータブル電源やモバイルバッテリー本体に記載されていることが多いです。

まとめ

mAh(ミリアンペアアワー)は「どれくらい長く電流を流せるか」を示す単位で、主にスマートフォンやモバイルバッテリーの容量比較に使われます。一方、Wh(ワットアワー)は「実際に使えるエネルギー量」を表し、電圧も含めたより正確な容量です。同じmAhでも電圧が違えば使えるエネルギーは変わるため、製品を比較する場合はWhで見ることも重要です。また、mAhとWhの換算式を覚えておけば容量の実態がより分かりやすくなります。

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