小型で軽いモデルも多く、日常的に携帯しやすい5000mAhのモバイルバッテリーは、スマホをどれくらい充電できるのか気になりますよね。結論からいうと、一般的なスマホ(バッテリー容量3000〜5000mAh程度)なら、約1回分(実質0.8〜1.5回程度)の充電が目安です。ただしこれはあくまで平均的な数字で、スマホのバッテリー容量や充電環境によって変わります。この記事では、なぜ回数が変わるのか、機種別の目安、実際の使い勝手まで、ざっくり解説していきます。
5000mAhの容量はすべて使えるわけではない
モバイルバッテリーの容量は、すべてスマホに移せるわけではありません。充電時には必ず電圧変換や発熱によるロスでエネルギーが一部失われるため、実際に使えるのは表示容量より少なくなります。
一般的に、実際に使える電力量は表示容量の約70〜80%程度とされています。つまり5000mAhのモバイルバッテリーでも、実際にスマホへ充電できるのは次のようになります。
5000mAh × 約0.7〜0.8 = 約3500〜4000mAh
この「実際に使える容量」を基準に、スマホの充電回数を考える必要があります。
スマホ容量別の充電回数の目安
それではスマホのバッテリー容量ごとに、充電できる回数の目安を見てみましょう。
| スマホバッテリー容量 | 充電回数の目安 |
|---|---|
| 3000mAh | 約1.2〜1.3回 |
| 3500mAh | 約1.0〜1.1回 |
| 4000mAh | 約0.9〜1.0回 |
| 5000mAh | 約0.7〜0.8回 |
最近のスマホは4000〜5000mAhが主流なので、1回フル充電できるかギリギリというケースも多いです。では、スマホの人気シリーズごとにバッテリー容量がどれぐらいあるか、ざっくりチェックしていきましょう。
Apple iPhoneの場合
AppleのiPhoneのバッテリー容量は、製品仕様に記載されていませんが、比較的バッテリー容量が控えめなモデルが多いです。最新のiPhone 17からiPhone 13世代前までのバッテリー容量の参考値をざっくりまとめると以下の通りです。
- iPhone 無印:3500mAh前後(例:iPhone 17 約3700mAh)
- iPhone Plus:4500mAh前後(例:iPhone 16 Plus: 約4,600mAh)
- iPhone Pro:3200~4500mAh前後(世代によってバラバラ、例:iPhone 17 約4,200mAh)
- iPhone Pro Max(例:iPhone 17):4500mAh前後(iPhone 17 Pro Maxは約5,000mAh)
- iPhone 17 Air:約3,100mAh / iPhone 16e:約4,000mAh
このようにiPhoneシリーズの場合は、5000mAhのモバイルバッテリーだと、ちょうど1回分か少し足りないぐらいの容量になります。また、iPhone 12世代以前は、基本的にこの参考値よりも少ない容量になります。例えば、現在でも使用されている方が多いiPhone SE(第3世代)の場合は約2000mAhなので、約1.75~2回分の充電容量となります。
androidの場合
androidの場合は、製品仕様にバッテリー容量の記載がされていることが多いので、そちらから確認が可能です。最近のandroidスマホのバッテリー容量をざっくりまとめると、iphoneよりも大容量のモデルが多く、約4000~5000mAhとなります。代表例を挙げると以下の通りです。
- Pixel 9: 4,700 mAh/Pixel 10: 4,970 mAh
- Galaxy S24: 4,000mAh
- AQUOS sense9: 5,000mAh
- Xperia 10 VII: 5000mAh
最新のモデルでは5000mAhも多く、5000mAhのモバイルバッテリーでは約0.7~0.8回分の充電容量になるので物足らない場合があるので注意が必要です。
実際の体感は「満充電1回」より補助充電
5000mAhのモバイルバッテリーの現実的な使い方では、完全にゼロから100%にするフル充電よりも継ぎ足し充電が中心になります。主な用途でいうと以下のようなシーンが挙げられます。
通勤・通学
日中に50%ほど充電を補えば、夜まで安心して使えます。小型・軽量モデルが多く毎日持ち歩いても負担になりません。
半日〜1日の外出
写真撮影や動画視聴でバッテリーが減っても、必要な分だけ回復できます。ショッピングや外食、1日お泊りするぐらいなら十分対応可能です。
日帰り旅行のサブ電源
旅行中は、普段よりもスマホをよく使うため、電池の消費も激しくなりますが、日帰りや1泊旅行程度であれば、ホテルや宿での充電で間に合う場合も多く、モバイルバッテリーは緊急用として使える5000mAhクラスのモバイルバッテリーが荷物にもならずにちょうどよかったりします。
5000mAhが向いている人・向いていない人
向いている人
- 軽さ・コンパクトさを重視したい
- 1日に1回少し充電できれば十分
- 緊急用として持っておきたい
- 普段は自宅や職場で充電できる
向いていない人
- 旅行や出張で何度も充電したい
- スマホの使用時間が長い(長時間の動画再生・ゲーム、GPS/Bluetoothを常時オンなど)
- タブレットや複数機器を充電したい
- ノートパソコンの充電がしたい
- 災害備蓄として使いたい
こうした用途なら10000mAh以上、ノートパソコンや防災用なら20000mAh以上を選んだほうが安心です。
充電回数がさらに減るケース
充電ロス以外にも環境や状態によって表示どおり充電できない場合があります。次の条件でも充電効率は下がるため注意が必要です。
- 充電しながらスマホを操作する
- 気温が低い・高い
- ケーブルの品質が低い
- バッテリーの劣化
- 急速充電による発熱
特に「充電しながら使用」は消費と充電が同時に起きるため、充電してもバッテリーがあまり増えないことがあります。
まとめ:5000mAhは日常の安心補助に最適
5000mAhのモバイルバッテリーは、
- スマホ約1回分前後の充電が可能
- 軽量で持ち歩きやすい
- 日常の補助電源として便利
という特徴があります。
一方で、長時間外出や複数回のフル充電にはやや不足気味です。「軽さ重視なら5000mAh」「安心重視なら10000mAh以上」という基準で選ぶと失敗しません。
自分のスマホの容量と使い方を基準に、ちょうどよいバッテリー容量を選びましょう。
